会社への「依存」から「自立」へ
吉原さん自身も刺激を受けて、半年ほど前から朝5時か6時に起きて、NHKラジオの英会話講座を聴いたり、スポーツジムに行ったりするようになった。その結果、TOEICの点数が200点上がり、10kmくらいなら走っても全然疲れないようになった。
「そこそこの成果があったので嬉しくなって(ブタもおだてりゃ木に登る理論)、朝が来るのが楽しくなるようになってきました。・・・朝を活用すればするほど、体調や意識などがクリアになった状態で過ごせる時間が指数関数的に増えていくのです」
と吉原さんは自分のブログで書いた。「サラリーマンの朝がすごいことになってる、ということ」と題されたその記事は、ネットで大きな反響を呼び、はてなブックマークでは400件以上のブクマがついた。
このような「朝の活用」に対する強い関心は、「サラリーマンの自立のあらわれ」だと吉原さんは言う。
「これまでのサラリーマンは会社に依存していましたが、『今後はそういうわけにいかない』と多くの人がかぎつけています。会社から自立し、自分のスタイルに責任を持って仕事をしていくサラリーマンがもっと増えていくのではないでしょうか」