「仕事に役立つ映画」といえば何が浮かびますか?――そんな質問をlivedoor Blogのブロガーに向けて投げかけてみた。返ってきた投稿は100件以上。「仕事に役立つ映画なんて思い浮かばない」という答えもあったけれど、なるほどと思う映画も多い。J-CAST会社ウォッチのコラムニストが選んだ映画に続き、ブロガーたちがオススメする「仕事に役立つ映画」を紹介したい。
寅さんのセールストークは営業で使える
仕事の理不尽さと醍醐味を教えてくれる「ラヂオの時間」
2008年夏に監督4作目「ザ・マジックアワー」を公開しヒットさせた三谷幸喜。彼が初めて監督した映画が「ラヂオの時間」である。ラジオドラマの生放送を舞台に二転三転のドタバタコメディが展開する。この作品こそ「仕事に役立つ映画の代表」という人がいる。
「どうにも取り返しのつかない状況 → その中で最善の策を考え、無事にその場を乗り切る → でも、その後にまた問題発生 → 無事に乗り切る → …の繰り返し」という展開はビジネスの世界でもよくあり、学ぶべき点が多いというのだ。
「ビジネスでは、様々な状況をシュミレーションして、実行に移します。でも、その通りにならないのが現実。予想外の…本当に予想外のトラブルが発生するものです。それをいかに打破していくか。その柔軟性が仕事に役立つと思うんです」(華麗なるてんちょー日記)
営業マン必見の「男はつらいよ」シリーズ
一方、フーテンの寅さんでおなじみの国民的映画「男はつらいよ」シリーズを推す声もあった。寅さんの話術が、営業スタイルの勉強になるという。
「町ゆく人々をつかまえる、セールストーク。人々の心をつかまえてやまない人情味あふれるトーク術はさすがです。最近の営業は、クールな感じがもてはやされている気がしますが、営業の本質は、お客さんに気に入られることから始まります。お客さんに気に入られるには、人情味あふれる会話ができないと、すかれません。機械的な営業マンにモノをすすめられても欲しくないでしょ」(ojizounewsのブログ)
癒し系サラリーマン映画「釣りバカ日誌」
寅さんと似たような雰囲気をもった人情映画といえば、西田敏行演じるハマちゃんが主人公の「釣りバカ日誌」。社内の人間関係に悩んでいる人は、気分転換もかねて見てみるとよいかもしれない。
「浜ちゃんは一見グータラ社員に見えますが、社内の人間関係を円滑にしています。いわば歯車に対する潤滑油のような存在です。彼が居なかったらあのような良好な職場環境は築けなかったのではないでしょうか? 仕事に役立つ映画というわけではありませんが、そのような部分は学べたのではないかと思います」(目も当てられない程ひどい俺のブログ(仮題))