働く女性の圧倒的支持を集める「プラダを着た悪魔」
見れば元気が出るポジティブ映画「プラダを着た悪魔」
J-CAST会社ウォッチで連載している8本のコラムのうち、半分は女性のコラムニストが書いている。それら女性陣から「仕事に役立つ映画」として、異口同音にあがってきたのが「プラダを着た悪魔」(2006年)だ。
有名ファッション誌の編集部に就職した田舎娘が、悪魔のように厳しい上司のもとで頑張る姿を描いた物語。上司の過酷な要求に耐えながら少しずつ成長していく主人公(アン・ハサウェイ)の姿に多くの女性が共感した。「メタボ ストップ!クッキング」を担当している管理栄養士の大柴久美子さんもその一人だ。
「映画の中には、怖くて厳しい上司が出てきますが、努力しないで愚痴っても誰も聞いてくれない。 周りに何かを期待するのではなく、自分から切り開いていく姿勢が大事なんだと感じました。仕事で悩んだとき、元気に、前向きになれる映画です」
「シュガー社員がやってきた!」を連載中の社会保険労務士・田北百樹子さんも
「ファッション誌に勤務しようというのに服装のセンスがゼロの主人公が、厳しいカリスマ編集長にしごかれながらも徐々に仕事のおもしろさに目覚めていくのが小気味いい」
と語る。映画の中で気に入っているシーンは、主人公が会社の先輩に「努力しているのに認めてくれない」と言ったとき、「努力なんてしていない。グチを並べているだけだ」と言われる場面だ。
「これ、シュガー社員だったら翌日から出社しないでしょうね。仕事のやりがいは努力の後に見えてくるのが良くわかります」
「畑をかよう社長秘書の日記」を執筆している株式会社セレンの大倉野あやかさん。彼女のオススメ映画もやはり「プラダを着た悪魔」だった。
「つらい仕事でも、自分の夢のために協力者を増やして認められていく様子がたくましいなと思いました。苦手な上司がいる方は、対処法として見てみるといいかもしれません」