「明るく、素直に、謙虚に」という価値観は、最近はあまりカッコイイと思われていないかもしれません。しかし、凡人が「できるヤツ」と思われるには、これをモットーにするのが近道です。
「いや~、オレ天才ですから」と言うのは危険
モンブランのボールペンとペンケース。後輩が持っているのを見て、いろいろ調べました。野球選手のこだわりのバットのように、安心できる1本です。(野崎)
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺があります。これは人格が高まるほど、他人に対して謙虚になる人の様子を表しています。実際、社会的な地位が高い人のなかには、相手が無名の若者でも実に丁寧に対応してくれる人もいます。偉い人でさえそうなのですから、実績のない若者が職場で偉そうにしていれば、
「アイツはプライドだけはエベレスト並みに高いな」
などと言われるのが関の山です。
もしあなたが運よく大きな成果を上げられて、周囲から褒められることがあっても、まずはこう言って切り抜けておきましょう。
「ありがとうございます。いや~、私なんかまだまだですよ」
このセリフを聞いた人は、
「この人は謙虚だな。向上意識も高い人なんだな……」
と勝手に想像を膨らませてくれます。そうすれば、何かいい話があったときに思い出してもらいやすくなります。
冗談で「いや~、オレ天才ですから」などと言うのもアリですが、それは周囲との人間関係がよほど築けてからで良いですし、本人のキャラクターによるところが大きいので慎重にしましょう。自慢話というのは、本人が思っているよりも他人が聞きたくないものです。恥ずかしい失敗談を話した方がウケます。