2. 自前の「適性検査」で実際のスキルを確認する
書類のチェックを終えたら、次に、書類の内容どおりに実際のスキルが備わっているか確認する必要があります。「採用してみたら書類は嘘だらけだった」ということがないようにするのが「適性検査」です。
適性検査というと、社外の専門家に依頼することと思いがちですが、自社でも十分作成が可能で、複雑なものは必要ありません。要は「自社が求めているスキル」が本当に備わっているか確認できればよいのです。
例えば「表計算ソフトの操作経験があります」といっても、そのレベルには大きな幅があります。数字を打ち込むだけなのか、単純な集計表の作成でよいなのか、複雑な関数計算までできる人材が欲しいのか、求めているスキルの基準を決めて試験に出すのです。「仕訳の経験」「給与計算の経験」なども同じことです。
なお、シュガー社員には、世の中や他人への関心が低く、自分の身の回りや趣味のこと以外には疎い特徴があります。こういう社員を採ってしまうと、言われたことしかやらず、自分で仕事のヒントになる本を探して読むことなど期待できません。自己啓発は自立した社会人のあるべき姿です。学習習慣のある人材を採るために、最近の新聞記事の内容を試験問題にしてもいいでしょう。