シュガー社員を「採用前」に見抜く3つの方法

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   身勝手な主張を繰り返し、周りの迷惑を感じることができないシュガー社員。そんな社員とは誰もが「一緒に仕事をしたくない!」と思うことでしょう。一番の防衛策は、シュガー社員を採用前に見抜き、水際で入社させないことです。これからの採用担当者は大変な重責を担っていると自覚しましょう。

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1. シュガー社員の「職務経歴書」は鵜呑みにしない

   自分で考える力が弱いシュガー社員にとって、「マニュアル」は頼みの綱です。ネット上で「履歴書」「職務経歴書」を検索すると、実に多くの就職・転職支援サイトがヒットして、関係書類の書き方を懇切丁寧に教えてくれます。中には、職種ごとに細かく分けて添削指導してくれるサイトもあって、面倒見の良さにはめまいがしてきます。

   こうなると、一定レベルの書類は誰にでも簡単に作れることになります。一見きれいにまとめていても、紋切り型でマニュアル丸写しの書類を平気で出すような応募者には、経営者や人事担当者はだまされてはいけません。

   ただしマニュアル自体が悪いわけではなく、それをどう使うかが問題なのです。マニュアルのレベルすら大きく下回っているようであれば、「最低限の要領の良さを備えていない」応募者と疑う必要があるかもしれません。

田北百樹子(たきた・ゆきこ)
札幌市出身。田北社会保険労務士事務所所長。保険関係の手続や就業規則作成にとどまらず、人事考課制度導入や社員教育など、企業の人事労務を幅広くサポートしている。「シュガー社員」の名付け親で、09年3月にはシリーズ第3弾となる『ブラック企業とシュガー社員』(ブックマン社)を刊行。
「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書 74)
「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書 74)田北 百樹子

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