<できコツ3>はやきこと風の如く!「速さ」で感動を与えよう

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コツをつかむには、がむしゃらに量をこなすこと

   とは言っても、初めから効率的にスイスイ仕事をこなせるくらいなら苦労はありません。すぐにはコツをつかめないのが凡人です。矛盾するようですが、最初のころは「優先順位の低い仕事は後回しに」なんて言っていられません。

   自分の経験から考えて、効率化のコツをつかむためには、がむしゃらに量をこなす時期も必要だと思います。理屈ばかりこねていてもダメです。行動を重視しましょう。凡人は、努力で効率化のコツを得るのです。

   私も以前は、何をするにも時間がかかり、仕事量も大して多くないのに遅くまで残業していました。同時多発テロ並みに大きなミスを連発し、本当に憂鬱な時期もありました。周囲の方々に迷惑をかけた、かなりのダメ人間だったと思います。

   しかし、粘り強く量をこなすことで、次第に速く処理できるようになりました。特に定型業務は、処理経験を積むことでスピードアップが期待できます。その結果、時間の余裕ができて、非定型の業務へ範囲を広げることができたのです。

   効率を意識しながら一定の量をこなしていくと、仕事の重要なポイントが分かってきます。そのうち自然と効率的に仕事をする自分になっているはずです。凡人は何事も、楽して得られるものはありません。最初はキツくとも、後できっと楽になります。

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野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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