行動がゆったりしていることは「落ち着きがある」「貫禄がある」と評価されることがありますが、それは年配の人や役職がついている人にふさわしいことです。30代前半まではキビキビと動いた方が、周囲に対して良い印象を与えることができます。
些細なことでも即日対応して、期待を超える
事務所のある四谷の空。アイデアに行き詰ったら外に出て散歩します。(野崎)
凡人が普通に仕事をしても、結果は普通か、それ以下です。少しでも速く仕事ができるように意識して、効率性を上げましょう。
武田信玄の旗印「風林火山」にならって、凡人は「疾(はや)きこと風の如く」行動することをお勧めします。前回のコラムの「時間厳守」にもつながりますが、行動を早めに起こし、スピーディに行うことで「時間の節約」にもなります。颯爽と歩いている姿も「あの人は活発そう」と周囲に印象づけ、あなたのイメージを向上させてくれるのです。
周囲から頼まれた仕事は、些細なことであっても、時間があればすぐに取り掛かりましょう。些細なことほど後回しにしがちであり、忘れてしまうこともありますが、即日対応をすることで、相手に感動を与えられるかもしれません。速さで相手の期待を超えれば、あなたは「仕事が速い人」と見られるようになります。
仕事がたくさん来るようになったら、限られた時間を有効に使うために、優先順位の高い仕事から手をつけましょう。優先順位は「緊急度」と「重要度」を掛け合わせて設定します。組織のポジションが上がるほど、緊急度よりも重要度の比重が高まってくることでしょう。