<できコツ3>はやきこと風の如く!「速さ」で感動を与えよう

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   行動がゆったりしていることは「落ち着きがある」「貫禄がある」と評価されることがありますが、それは年配の人や役職がついている人にふさわしいことです。30代前半まではキビキビと動いた方が、周囲に対して良い印象を与えることができます。

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些細なことでも即日対応して、期待を超える

事務所のある四谷の空。アイデアに行き詰ったら外に出て散歩します。(野崎)
事務所のある四谷の空。アイデアに行き詰ったら外に出て散歩します。(野崎)

   凡人が普通に仕事をしても、結果は普通か、それ以下です。少しでも速く仕事ができるように意識して、効率性を上げましょう。

   武田信玄の旗印「風林火山」にならって、凡人は「疾(はや)きこと風の如く」行動することをお勧めします。前回のコラムの「時間厳守」にもつながりますが、行動を早めに起こし、スピーディに行うことで「時間の節約」にもなります。颯爽と歩いている姿も「あの人は活発そう」と周囲に印象づけ、あなたのイメージを向上させてくれるのです。

   周囲から頼まれた仕事は、些細なことであっても、時間があればすぐに取り掛かりましょう。些細なことほど後回しにしがちであり、忘れてしまうこともありますが、即日対応をすることで、相手に感動を与えられるかもしれません。速さで相手の期待を超えれば、あなたは「仕事が速い人」と見られるようになります。

   仕事がたくさん来るようになったら、限られた時間を有効に使うために、優先順位の高い仕事から手をつけましょう。優先順位は「緊急度」と「重要度」を掛け合わせて設定します。組織のポジションが上がるほど、緊急度よりも重要度の比重が高まってくることでしょう。

野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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