独立志向の人は「経営的発想」で考えよ
会社にいるときは、自分が担当している仕事をキチンとやっていれば、毎月お給料がもらえる。しかし独立すると、「仕事を取るところからが仕事」になる。しかも、利益が出るようにやっていかないと赤字になってしまう。そうなると、自分のお給料どころではない。仕事をすることで、かえって借金を増やすことになってしまう。
仕事をこなすスキルと、自分の能力を生かして「お金を稼ぐ」ことというのは、全く別の能力である。ところが、それを見落としたまま独立してしまう人が多い。しかも、競争相手がたくさんいる中へ、何の戦略も立てずに飛び込んでいっては、生き残る確率はますます低くなってしまう。
個人でやる場合は、1人で何役も兼ねなければならないため、より戦略的な考え方が必要になる。独立後に経営的・戦略的な思考に切り替えられないと、生存率を自ら引き下げることになってしまうのだ。