<できコツ2>「時間厳守」のブランドを獲得しよう!

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完全に仕上がっていなくても「締切り」を優先する

   「上司に頼まれた仕事の提出期限を守れない」という事態も、望ましくありません。全力を尽くして完璧に仕上げて締切りに遅れるよりも、8割の仕上がりで締切りを守った方がよっぽど良いと思います。経験の少ない若手社員が自分で「完璧だ!」と思っていても、上司や先輩から見たら、その出来ばえはせいぜい6割くらいなものです。

   締切りを意識して仕事する人には、安心して大事な仕事を任せられます。締切り厳守で着実に仕事をしていれば、良いチャンスが回ってくる可能性が高くなります。

   もちろん、クライアントに直接提出する資料などは「8割でとりあえず」とはいきません。現時点でどこに問題が残っているか上司に報告し、対応方法の確認を要する場合もあります。一人で抱え込んで手遅れにならないよう、早めに相談することです。

   スケジュールを組む際に、期限より少し前に完成するように工夫をしておけば、不測の事態にも備えることが出来ます。周囲から「あの人は時間に正確だ」と言われるようになれば、あなたは「時間厳守」のブランドを得たことになります。

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野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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