手に持った本をぼんやり眺めているだけでOK
有能なビジネスマンは朝型の人が多いです。早朝会議を取り入れているケースは、外資系企業に多く見られます。朝の時間の有効性を認識しているからこそ行っているのではないかと思います。
女性下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、『「残業ゼロ」の仕事力』の著者である吉越浩一郎氏が社長をされていたときに、毎朝8時半から1時間程度の早朝会議を行っていたそうです。
2008年プロ野球日本一、アジアシリーズ優勝の西武ライオンズは、以前から行われていた「早出、特打ち」を「アーリーワーク」と呼んで推奨していました。ポイントは強制ではなく、あくまで自発的にやるということです。
早朝のオフィスは静かなので、何をするにしても集中できる環境です。仕事を始めるのもいいし、資格の勉強でもいいでしょう。
何もすることがないという人には読書をお勧めします。朝食を取りながら、手に持った本をぼんやり眺めているだけでも構いません。その姿を見た人は、あなたのことを「勉強熱心な人だ」と思ってくれるでしょうし、部内にもじわじわと噂が広がることでしょう。
野崎大輔
※本連載は毎週金曜日に掲載予定です。