過保護な親が口を出す!「ヘリ親依存型」シュガー社員

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「ヘリ親」の出現は「若手シュガー社員増加」の大きな要因

    砂糖漬けになっている場合には、親子がお互いに強く依存しあっているため、周りの力ではどうすることもできません。業務命令にも従わず、親がその都度クレームをつけてくるようであれば、解雇を念頭においた準備をしていくしかないと思います。

    この「ヘリ親」の出現は、若い世代のシュガー社員を増加させる大きな要因になっています。

    この連載のコメント欄には、シュガー社員の出現は「最近の問題ではない」という意見が多く寄せられています。確かに問題社員は昔からいましたが、やはり新しい要因によって、新しいタイプが増えているという傾向もあるのです。また、これによって、会社が新しい対応を求められる問題も存在します。この事実にはきちんと直面すべきと思います。

    次回は、このような「シュガー社員」発生の背景とメカニズムについて説明します。

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田北百樹子(たきた・ゆきこ)
札幌市出身。田北社会保険労務士事務所所長。保険関係の手続や就業規則作成にとどまらず、人事考課制度導入や社員教育など、企業の人事労務を幅広くサポートしている。「シュガー社員」の名付け親で、09年3月にはシリーズ第3弾となる『ブラック企業とシュガー社員』(ブックマン社)を刊行。
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