「元気な野菜で人を元気に!」 農業支援ベンチャーが船出した

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「土ごと発酵」を日本全体に広めたい

「肥料(=肥え)が売れないから声を売ってたんだよ」

   そう三輪は笑うが、彼の薦める「土ごと発酵」で農作物を作ると、たしかに肥料は減り、農薬はほとんど使わなくなる。だから低コストで高収量、高品質の野菜ができる。農家にとっては一石三鳥となり、「儲かる農業」が実現できる。

   三輪が仲間とともに20年かけて築き上げてきた「土ごと発酵」。そのノウハウを宮崎だけにとどまらず、日本、やがては世界に広めたい。そんな想いをもった人間が集まってできたのが、株式会社セレンだ。

   いま私たちは、本気で日本の農業にイノベーションを起こしたいと思っている。まだまだ始まったばかり。忙しいし、分からないことだらけ、不安だらけだけど、こんなにも毎日仕事が楽しいって思えるのは何年ぶりだろうか。

セレン社長秘書 大倉野あやか



畑にかよう社長秘書の日記

おいしい野菜のパワーで日本人を元気にしよう! そんなミッションをかかげるベンチャー企業が2008年10月、誕生した。人事コンサル会社のプランナーから一転して農業支援事業にたずさわることになった社長秘書が、新会社の奮闘ぶりを描く。



「食を通じて人を元気に。」を合言葉に、2008年10月1日設立。再現性のあるサスティナブルで「儲かる(=夢のもてる)農業」の実現を目指し、農業技術支援だけにとどまらず、人財教育、地域コミュニティの再構築など農業を通じて、日本各地の地方復興、就農者の増加のために現代農業の活性化に邁進している。
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