オマケつきの500mlペットボトル飲料を買ったことはありますか?――最近では、キャラクターのフィギュアや携帯ストラップなどなど、とにかく、いろんなものが付いている。ところで、このオマケ、買った後はどうしていますか?
「IT企業」の4人に1人はオマケを飾る
インターネットリサーチ事業を手がけるアイシェアは2008年10月23日、20~40代の男女421人の回答にもとづく「オマケ付きドリンクに関する意識調査」を発表した。
この調査によると、「オマケ付きドリンク」を購入したことがあると回答した人は、82.7%。このうち、オマケ目当てで購入した人は65.8%だった。
性別でみると、男性が61.3%なのに対して、女性は71.3%。コレクターが多いと思われる男性よりも、女性のほうオマケに惹かれているようだ。
では、購入したオマケはどうしているのか? 「オマケを職場のデスクに飾っていますか?」と質問したところ、「飾っている」と回答したのは全体で18.1%だった。
職業別では「公務員・教職」が7.7%、「営業職」が13.6%、「一般事務職」は19.5%が飾っていると回答。とりわけ高かったのは「IT・コンピュータ関連」で24.1%だった。どうやら、自分の席に滞在する時間の長さに比例する、と言えそうだ。
ぼんやり眺めながら気分転換
このアンケート結果を見て、IT関係の職場で働くOLジュンさんは「私も、ものによったら買ってしまうほうね」と話す。彼女の場合、オマケを買うのは、話のネタにしたいためだ。
「みんなに見せて笑わせたいなと思ったオマケは、つい買ってしまう。でも飽きたら、人にあげたり、捨ててしまうことが多いかも。別にコレクションするつもりで買っているわけじゃないのよ」
一方、同じくIT系企業で働くOLサカエさんは、
「ペットボトルのおまけはほとんど飾らない」
という。しかし、可愛らしいものでデスクを飾るのは大好きで、お気に入りのリラックマのぬいぐるみを並べている。
「IT系企業の会社は雰囲気がフランクだから」と言いながら、デスクを飾りたい気持ちを次のように話す。
「自分が席に座ったときに快適で、気分が盛り上がるようにしたいんです。それに会社にいる時間も長いし、時々ぼんやり見ているだけで気分転換にもなるから」
パソコンとにらめっこの続く気詰まりなIT企業の職場。オマケを机に飾る人が多いのは、少しでも気分をやわらげようとするささやかな工夫なのかもしれない。