最近、ヒゲを生やすビジネスマンが増えているようだが、上司やOLはどう感じているのだろうか? T字カミソリメーカーのジレットが、上場企業に勤める管理職やOLにアンケートしたところ、無精ヒゲはもちろん、整えたヒゲであっても好感度がかなり低いことが分かった。
OLの94%が「ヒゲを剃ってほしい」と回答
アンケートは2008年6月26日~27日、上場企業に勤務する男性管理職(係長以上)とOLそれぞれ300人にインターネットを通じて実施した。
その結果、整えたヒゲを生やしている部下について、63%の上司が「好感が持てない」と感じていることが判明した。さらに無精ヒゲとなると、「好感が持てない」率は92%にハネ上がる。
また、「整えたヒゲのある部下への印象」として、「一緒に仕事をしたくない」と感じている上司が75%にものぼることがわかった。また、「ヒゲを生やしている部下は評価や出世の面で損をしている」と答えた上司が78%もいた。
一方、ヒゲのビジネスマンはOLの好感度もイマイチなようだ。OLの94%が「ビジネスシーンではヒゲを剃ってほしい」と考えている。また、49%が「(整えた)ヒゲのあるビジネスマンは信用できない」と感じていることが分かった。
「ヒゲよりも話し方のほうが気になる」
このような結果に対して、10年間ヒゲを生やし続けているWebクリエイターのシンさんは、
「『好感が持てない』という意見についてはその通りだろうと思う」
と言いつつも、
「もしかしたら、ヒゲのせいで落とされたプレゼンもあったかもしれないけれど、まあ気にしていないよ」
と動じない様子だ。もっとも、「10年もヒゲを伸ばすとイメージが固まってしまっている」ということもあり、剃りたくても剃れないという事情もあるらしい。
一方、営業職で外に出ることが多いユースケさんは、
「最近は仕事先でも、ヒゲを伸ばしている人が多いけど、整えたヒゲなら悪い印象は受けないな」
と、アンケートの結果について疑問を感じているようだ。
「人によるとは思うんだけど、似合っていればいいんじゃないの。僕の場合、仕事で相手のヒゲが気になるということはあまりなくて、むしろ、話し方とか感じのよさの方が気になるけどなあ」