外資系は「簡単にクビ」ってホントなの?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

業者にクビを告知させる「非人道的」ケースも

   でもひとりひとりを個別にクビにするときは「あなたは今日で終わりです」と言われて、割増し退職金ももらえず辞めていくのが普通です。(個人で会社と争っていこうというガッツのある人は少ないので、会社もタカをくくっているのです)

   もっと非人道的なケースもあります。筆者が聞いたのはこんな例です。仕事でいつも使用しているブルームバーグ(通信社)からメールが来たので読んでみた。するとこんな文言が。

「お客様は一時的にお仕事とお仕事の間の空白期間に入られるご予定ですが、その場合でも、弊社のサービスは引き続き無料でご利用になれます」

   つまり、クビを業者に告知させた、ということですね。自分の口から解雇を言い渡すのは避けたい、という気持ちはわかりますが、それにしても・・・。ひょっとしたらサブプライム問題でクビにすべき人があまりにも多く「ITを駆使した解決」を選んだのかもしれません(苦笑)。

   あるいは、ある朝、会社に入れなくなって、磁気カードがおかしいのかな、と思 っていたら、同僚から「あれ、あなた磁気カードで使えなくなったの?可哀想に・・・」と言われた、などという例もあります。

益村誠一郎
大学卒業後、大手都市銀行に勤務した後、外資系金融機関に転職。数社で勤務をしたあと、現在はある投資ファンドに所属。外資系企業での豊富な経験と幅広い人脈に裏打ちされた「外資系の実態分析」には説得力がある。
姉妹サイト