sajou no hanaとして生み出す新たなサウンド。作詞・作曲家 渡辺翔は「更に向こうへ」と進む

作曲家としてのデモアレンジも作り込む

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   ──卒業後に作曲家としてデビュー。キャリアの転機となった曲は?

    ClariSさんに作詞作曲した『コネクト』が大きいですね。『コネクト』を評価してくれた方々からのお声がけでの仕事、そこから更につながっての仕事という広がりは、もしかしたらこれまでの僕の仕事の半分くらいを占めるかもしれません。

   ──編曲は他の方が担当するケースが多いですよね。作曲のみ担当の場合、デモ音源のアレンジはどの程度作り込みますか?

 

   自分にできる範囲でしっかり作り込んでます。使ってほしい楽器や曲のフックになり得るフレーズもその時点で入れていますね。その上で、僕のアレンジの方向性やパーツをそのまま生かしてもらうのも大胆に変えるのも、その作品やプロジェクトとしての判断にお任せしています。

   ──例えばLiSAさんの『だってアタシのヒーロー。』や井口裕香さんの『リトルチャームファング』には、冒頭から印象的なリフ(短い反復するフレーズ)があります。

 

   僕のアレンジを生かしていただいたパターンですね。僕が用意したフレーズを編曲家の方が発展させてくれています。

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