Just ear 購入体験レポート(前編) 世界にひとつだけ!自分のためだけの音質を持つイヤホンを作る
2019/7/19 17:24
専任のコンサルタントによる耳型採取
菅野 聡店主による丁寧な説明と作業
耳型の採取は、東京ヒアリングケアセンターの店主、菅野 聡さんが担当する。菅野さんもJust earのプロジェクトに研究開発から携わり、これまで多くのアーティストの耳型を取ってきたイヤーフィッティングのプロフェッショナルだ。まずは、傷や耳垢などがないかどうか、衛生面も含めて耳の中の状態をチェック。耳穴内に傷がつく可能性もあるので事前には耳かきなどで耳掃除をしないほうが望ましいという。
詳しくは企業秘密だという専用のヘッドゲージを用い、耳の奥に栓をしてシリコン材を流し込み、緻密に耳型をとっていく。
30分ほどで、耳型採取の作業は完了。口を開けているか閉じているかで耳の穴の中の形は変化するというので、口を少し開けた状態を保つために、マウスピースのようなものを噛みながら、計測する。ほんの少しの差が密閉感を左右するということで、少し緊張感を持った作業が続く。菅野さんが何度も微調整を繰り返していたのも印象的だった。Just earのオーダーメイドの際は、鼓膜に対してどういう角度、どういう位置で音を鳴らすかという内部構造のデザインも耳型採取の段階で決めていくという。
まずは耳の中の状態をチェック
鼓膜保護のためのスポンジ。様々な大きさがある
ドライバの位置を入念に調整する
専用ヘッドゲージはソニーのエンジニアが自ら開発し製作した
マウスピースをくわえて顎関節を広げた状態に
耳型採取用のシリコン材で型を採る
こちらが採取した耳型。これを元にJust earを製作する