My Sound Story 扱いやすさを追求すると Just earにたどり着いた
補聴器の技術があるから長時間使える
――イヤホンも音楽プレーヤーも、大変なこだわりをお持ちであることはわかったのですが、ヘッドホンやイヤホンにはいつ頃からこだわり始めたのですか。
ゆーろ:Just earを購入する一年ぐらい前なので2014年頃です。デスクトップパソコンで何か作業をしているときって音楽を聴きたくなるじゃないですか。でも当時最高峰のヘッドホンを購入してみたのですが、なかなか満足できなくて。いろいろ調べて、キチンと聴いてあげるには、それなりの試行錯誤と7桁くらいは必要......、と見積もりまして(笑)。ポータブルオーディオならば、PCオーディオ環境と比較するとケーブルや機器の点数が少なく済みますので、悩まずに聴ける音が出そうだなと。案外多い外出時の楽しみにもしてしまおうと、ポータブルにパッと移行しました。
――そこからイヤホンにハマっていった?
ゆーろ:外で使っていると、音質のほかにも、遮音性や装着感も気になりますし、なるべくしてなるこだわりの始まりですね。それでカスタムイヤモニを使い始めて、その2台目がJust earでした。
※カスタムイヤモニ:カスタム・インイヤーモニターの略称。インイヤーモニターはミュージシャンがコンサートなどで周辺の雑音を遮断し、自らの楽器や他楽器の音をしっかり聴くために使われる。
――ひとつめのカスタムイヤモニで満足できなかった原因は?
ゆーろ:ひと言でいうと、取り回しの問題です。聴き比べたことが無い人には「冗談だろ」と言われがちなのですが、イヤホンはケーブルで音が断然変わってしまうんです。付属品ではなく、サードパーティーのケーブルで真価を発揮するイヤホンも多くて......。ちょうど私のイヤモニもそれに当てはまってしまい、聴こえ方が良い方に大化けしたケーブルは数万円する上、取り回しがいいとは言えず。嫌なら使わなければいいのですが、人間一度味わったり、聴いてしまったりすると簡単に忘れられないんですよね(笑)。ここでJust earの出番なのですが、標準で付属するケーブルとの相性が非常に良く、取り回しがこれ以上ないほどに良いです。やはりオリジナルが合うと気が楽です。
――「取り回し」というのは、扱いやすさや持ち歩きのしやすさのことですか?
ゆーろ:そうですね。実用面だと、Just earは耳の穴に入る先端部分が柔らかいことも大きいです。Just earの先端部分は体温で温まり、短時間でより一層フィットしていきます。Just earは毎日の通勤はもちろんですが、3~4時間平気で使っていられます。飛行機内での耳栓代わりに16時間着けていたのが最高記録ですね。
――そんなに長く! 長時間装着できるのは補聴器の技術があるからなのでしょうか。
ゆーろ:補聴器を作る技術や、耳に親和性が高い材質が使われているのはもちろんですが、なにより自分の耳の形ぴったりだというのが強く実感できますね。普通のイヤホンやヘッドホンは、どこかに何かを当てたり、引っ掛けたりして、落ちない仕組みになってますよね。個人差はありますが、長時間少ない点に圧力がかかるとどうしても痛くなります。Just earは耳全体、点より面で優しく、押し付けずにフィットするからこそ、長時間使えるんだと思います。