ヒアリの次はアカカミアリ、神戸市 沖縄にはすでに定着している外来生物

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   2017年6月16日に南米原産で強い毒を持つ特定外来生物「ヒアリ」が確認された神戸港のコンテナヤードで、20日にヒアリに似たアリが見つかっていた件について、神戸市は21日、ヒアリとは別種の「アカカミアリ」という特定外来生物であることを確認したと、同市のウェブサイト上で発表した。

  • 赤くて3~5ミリのアリは触らない(画像は環境省のアカカミアリレポートより)
    赤くて3~5ミリのアリは触らない(画像は環境省のアカカミアリレポートより)
  • 赤くて3~5ミリのアリは触らない(画像は環境省のアカカミアリレポートより)

毒はヒアリより弱いが...

   神戸市によると、ヒアリが発見されたコンテナヤード周辺の調査を行っていたところ、ヒアリが確認された場所から約120メートル離れた所に、新たにヒアリに似た個体が約100個体確認された。サンプルを採取し詳しく分析したところ、アカカミアリであることを確認したという。

   確認されたアカカミアリはすでに処分されており、確認地点には殺虫剤の散布と消毒処理、駆除剤の設置などを行っている。

   アカカミアリは以前から日本国内への侵入が確認されていた外来生物で、環境省によると硫黄島や沖縄本島ではすでに定着が確認されている。ヒアリと似ているが、米国南部や中米原産。

   ヒアリと同じ成分の毒を持つがその強さはヒアリほどではなく、刺された場合も致命的にはなりにくいとされているが、ヒアリのようにアナフィラキシー・ショックを起こす可能性もあり、神戸市は刺されてから容態が急変したときは速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。

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