「肉フェス」会場前で血の色に染まって「動物の死体」アピール ビーガン団体の行動が波紋、目撃者が語った一部始終

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   ステーキなどの肉料理が楽しめる東京・お台場のイベント「肉フェス」の会場前で、ビーガン(完全菜食主義)の活動をしている女性3人が血の色に染まった姿でパフォーマンスを行い、波紋を広げている。

   集まった人たちからは、女性らを揶揄する行為も一部で出たほか、警察が出動する事態にもなった。イベント出入口につながる現場の通路は、都の公園の一部になっているが、どんな状況だったのか、イベントの参加者に話を聞いた。

  • 4月27日はパネルが展示(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)
    4月27日はパネルが展示(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)
  • 肉フェス前で活動するビーガン団体(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)
    肉フェス前で活動するビーガン団体(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)
4月27日はパネルが展示(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)
  • 4月27日はパネルが展示(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)
  • 肉フェス前で活動するビーガン団体(写真は、ペイまろ@Isawajo_802さん提供)

「パッと見、何かの事件じゃないですか」

   肌を露出させた女性らは、食品トレーを模した大きな容器内にラップされて仰向けに横たわり、血の色に染まっている。

   ラッピングには、「肉:動物の死体」と赤字で強調されたシールが貼ってあり、「本体価格5050円」とあった。その脇には、「動物の運命に共感しよう ヴィーガンでいこう」と訴えが出ていた。別の女性が、同じフレーズのパネルを持って道行く人々にも呼びかけていた。

   この活動は、米国を中心に動物愛護などの活動をしている「PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」のアジア支部(本部・香港)が2025年4月26日、肉フェスの初日に会場前で行った。ここは、都が土地を所有するお台場のシンボルプロムナード公園内にある。

   PETAアジアの公式Xでも同日、女性らによるパフォーマンスの様子を撮った動画が投稿され、「PETAサポーターは巨大な肉トレーに横たわり、『人間もほかの動物も切り刻まれて皿に載せられたくない』ということを来場者に伝えました」などと報告した。

   この日は、家族連れらが肉フェスに行くため現場を通りがかっており、一部では、女性らの前でわざと肉を食べて揶揄するような行為が行われ、Xで写真がいくつか投稿された。

   X上では、「不気味な展示」「パッと見、何かの事件じゃないですか」などと驚く声が上がっており、現場には警察も駆け付け、女性らに事情聴取する様子も写真投稿された。

   肉フェスを訪れた「ペイまろ」さん(@Isawajo_802)は26日、「なぜ人の楽しみに水を差すのか...?どこでもできるのに...」とXでつぶやき、活動に疑問を呈した。

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