インターネット上で、高額の報酬と引き換えに苛烈な性行為などを強いられたとする「ドバイ案件」なる事案が注目を集めている。
案件への関与が噂されていたインフルエンサーの吉川ちかさんは2025年4月29日、「とばっちり」だとして噂を否定した。
元参院議員のガーシーこと東谷義和氏も同日、Xを更新し、かつて住んでいたアラブ首長国連邦(UAE)や、UAEの最大都市・ドバイをめぐる風評被害に怒りを示している。
「ドバイでヤギと性行為をし、一億円の報酬をもらった」の噂が拡散
ここ最近、インターネット上でにわかに注目を集めているのが「ドバイ案件」と称される買春ビジネスをめぐる投稿だ。英語では「Porta Potty Party」とも呼ばれ、「Porta Potty=携帯用トイレ」に由来し、女性が富裕層の男性から高額な報酬を受け取る代わりに、屈辱的な行為を受ける、というものだ。
25年3月には、ウクライナ国籍の女性インフルエンサーがドバイの路上で重傷を負った状態で発見されるという事件もあった。報道によると、現地警察の発表では「立ち入り禁止の建設現場に入り、高所から転落した後、重傷を負った」としていた一方で、女性の家族は「パーティーで『 性奴隷』にされた上で、道路に放り出された可能性がある」と訴えていたという。
SNSでは、多文化ルーツを持ち、4ヵ国語を操るという人気インフルエンサーにも疑惑の目が向けられた。インターネット上で、女性の名前を挙げ「ドバイでヤギと性行為をし、一億円の報酬をもらった」などとする噂が拡散されると、真偽不明ながら過激な内容に困惑の声が上がった。
ほどなくして女性のインスタグラムやTikTokの投稿が削除され、アイコンも黒塗りのものへと変更された。4月29日現在、SNS投稿などは行っていない。