計量直前に水分補給→2.3キロ超過、ネリは「そもそも落とす気なかった」 元世界王者・山中慎介氏が明かした舞台裏

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   プロボクシングの元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏(42)が2025年4月27日に公開されたユーチューブ動画「竹原テレビ」に出演し、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)との対戦を振り返った。

  • ネリ選手(本人インスタグラムより)
    ネリ選手(本人インスタグラムより)
  • 山中慎介氏(本人インスタグラムより)
    山中慎介氏(本人インスタグラムより)
ネリ選手(本人インスタグラムより)
  • ネリ選手(本人インスタグラムより)
  • 山中慎介氏(本人インスタグラムより)

「2.3キロオーバーというのは、まずありえない」

   山中氏は現役時代の17年8月と18年3月の2度にわたり、世界タイトル戦でネリと対戦し、いずれもTKO負けを喫した。

   初戦は、山中氏が王者としてネリの挑戦を受け、4回TKO負け。ネリが初めて世界王座を獲得したが、試合後にドーピング疑惑が浮上した。結局、統括団体のWBCが、禁止薬物を摂取した確証が得られなかったとし、ネリを処分しなかった。

   7か月後の再戦では、ネリが前日計量で体重超過の大失態を犯し、王座をはく奪された。

   1度目の計量でクリアした山中氏に対し、ネリはリミットを2.3キロオーバー。2時間の猶予が与えられ、再び計量に臨むもリミットを1.3キロオーバーし、この時点で王座をはく奪された。

   試合は山中氏が勝てば王座獲得、ネリが勝つか引き分けで王座が空位となる変則的な条件で行われ、山中氏が2回TKO負けした。

   王座返り咲きに失敗した山中氏は、この試合を最後に現役引退した。

   山中氏はネリの体重超過に関して、「2.3キロオーバーというのは、まずありえない。計量の30分くらい前に、外のホテルの自動販売機で水を買って飲んでいたらしいんですよ。それを僕のトレーナーが目撃しました。『(トレーナーは)計量前にそれは言えなかった』と言っていました」と、当時の舞台裏を明かした。

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