プロボクシングの2階級制覇王者で、現WBC世界フェザー級王者スティーブ・フルトン(米国、30)が、スーパーフェザー級に転向する。
フェザー級転向後、2戦で世界王座獲得
米ボクシング専門メディア「ザ・リング」(ウェブ版)が2025年4月23日に報じた。
フルトンは元WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者で、23年7月に井上尚弥(大橋、31)の挑戦を受け、8回TKO負けを喫した。これがプロ22戦目で初の黒星だった。
身長169センチのフルトンは、スーパーバンタム級では長身で、減量に苦しんだ。それもあって、井上戦後に階級をひとつ上げてフェザー級に転向した。
25年2月にWBC世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米国、28)に挑戦し、3-0の判定勝利を飾り王座を獲得した。
フェザー級転向後、わずか2戦目で世界王者となったフルトン。王座防衛よりも、世界3階級制覇を目指す方針のようだ。