中古車販売の「BUDDICA(バディカ)」(香川県高松市)代表取締役の中野優作氏が、2025年4月12日にXで、10日に報告していた従業員数名による「横領行為」について詳細を報告した。被害額は850万円超だったという。
「調査がひと段落しました」
中野氏の10日の投稿によると、横領行為は4月1日に中野氏に報告があり発覚。被害額は経営に影響のない「限定的」な金額で、「名前の挙がった全社員が不正を認めており、関係各所にもすでに報告と確認を進めております」とした。「最優先で被害の実態解明を行っています」とし、謝罪した。
22日には、「調査がひと段落しました」としてその詳細を報告した。
不正は21年6月から25年2月にかけて行われており、内容はすべて「スクラップ車両の買取価格の一部を中抜きする横領行為」だったという。具体的には、下取り車両について、業者への実際の売却額よりも低い金額で計上、その差額を社員が個人的に抜き取っていたという。本来数万円を付けるべき車両を0円で下取りし、中抜きを行っていたケースもあったという。
関与していたのは7名、うち1人は退職済み。件数は269件、被害総額は855万8010円と中野氏は報告した。