大阪・関西万博が2025年4月13日に開幕、招致の言い出しっぺの元大阪市長・橋下徹氏のおすすめパビリオンは、意外にもアメリカ館と中国館だった。
「技術の対立状況というのを見ていただきたい」
4月14日放送の情報番組「イット!」(フジテレビ系)にコメンテーターとして出演した橋下氏は、メインキャスターの青井実アナに注目ポイントを聞かれ、「いくつもあるんですけどね、やっぱり米中の対立というか、いい意味での対立」という。どこが見どころなのか。
「これね、宇宙をテーマにしてるんです。アメリカ側は月の石を持ってきたんですが、中国側は月の裏側の砂を持ってきた。中国の方が一歩上手をいってるんだということを盛んに出してくるんですけどね。これ、『(相手が)何のテーマをやってるか』とお互いの諜報機関が探り合ってたという噂もあるぐらい」と舞台裏を明かす。そして、「展示も宇宙技術の最先端を競い合ってるということで、米中は政治でも対立してますから、こっちは良い意味での技術の対立状況というのを見ていただきたいですね」と推した。
と、ここでハッとして、「日本館もいいですよ」と慌てて付け加えた。日本政府がこの万博に1647億円も負担していることを思い出したのだろう。
まだ会場に行けない理由
では、ご本人はもう見に行ったのか。実はまだ行ってなかった。「腰が......」という。橋下氏は腰を痛めて、別の番組では椅子に座ったまま出演していた。この日の「イット!」では、冒頭では立っていて、「だいぶ治りました」と笑っていた。
(シニアエディター 関口一喜)