「何らの回答や対応は得ておりません」
八代ミュージック&ギャラリーは14日、代表取締役の大野誠氏の名義で、次のような声明を公開した。
「ニューセンチュリーレコード社発表の本件問題作につきましては、当社におきましても、本年3月中旬頃までにはこれを把握し、その対応につきまして、当社内部、ご遺族、外部弁護士との間で議論を重ねてまいりました」
3月27日に代理人弁護士を通じて照会書及び通知書を送付し、29日に「鹿児島市内の住所宛てに送達されました」とするも、「回答期限を経過した本日までの間に、何らの回答や対応は得ておりません」。詳細は伏せるとしつつ、「現在、当社におきましては、刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めているところとなります」という。
警察署への相談事項としては、「死者の名誉棄損罪」や「『フルヌード写真』に関するわいせつ物頒布等罪」、「解散法人において営業活動を行い収益を上げることの税法上の問題点」などを挙げた上で、「あらゆる問題をその対象としております」とした。
事案をめぐる反響については「最後に、生前の八代亜紀を思い、また今なお皆さまの心の中に生き続ける八代亜紀を思い、即座に、その立場や利益に関係なく、本件問題作に対する抗議の声を上げていただいた、報道関係者の皆さま、CDの流通ならびに販売店の皆さま、芸能関係者の皆さま、そして多くのファンの皆さまに、心より感謝申し上げます」とした。
大野氏は、「私自身、生前、そして没後に、八代亜紀から託された責任の重みを改めて確認し、今回のような蛮行に対しては、八代亜紀の名誉を守るため、あらゆる方策を講じてまいる用意でおります」としている。