万博以外では...ダイヤモンドやバラの花といったデザインも
キャンバス飲料・インク飲料ともに「Lidris」専用に開発したジュースで、市販の飲料にはプリントできないという。描画したデザインを維持するため、飲んでもほぼ感じられないほどに、わずかなとろみがあるとも説明した。
先の「ミャクミャクレモネード」はキャンバス飲料がレモネード味で、レモンの爽やかな酸味とほんのりした甘みが特徴。インク飲料はオレンジ風味だが、少量のため、ほとんど感じられないのではないかとした。
一方、機械自体については次のように説明している。
「既存のロボットをベースに、先端に取り付けられているインク飲料の吹き出し部分を開発しました。先端部分は『Lidris』専用に開発しています。Lidrisではノズルの動きと吐出量の精密な連動が実現されています」
万博会場ではミャクミャクのイラストが使用されているものの、ほかに「ダイヤモンド」や「バラの花」など、さまざまなオリジナルの絵柄や文字を描くことも可能。色々なシーンに応用できるようだ。具体的には、結婚式場やイベント会場、エンターテイメント施設などが考えられるとし、「特別な場面でのお楽しみのひとつとして、飲食シーンに彩りと楽しさを与えられれば」とアピールしている。