兵庫県明石市元市長・泉房穂氏(61)が2025年4月13日~14日、「並ばない万博」を目標に掲げる大阪・関西万博の運営姿勢に対し、「長時間も並ぶなら並ぶと、事前に説明するほうが誠実な対応だと私は思う」などとXで批判した。
■「責任は政治家などの主催者に」
開幕初日の4月13日、万博会場の入場ゲートやトイレ、飲食店などの各所で長蛇の列ができていたとの報道が相次いだ。
泉氏がXで反応したのは、混雑に不満を漏らすドイツの来場客の声を報じた記事だ。13日夜、URLを添付しながら次のように批判した。
「ドイツからの来場客からも『入場に2時間かかって、退場で1時間かかっている。ひどい運営だ。前回の万博では20カ所のパビリオンを回れたのに、今回は1カ所だけだ』との声があがっているとのこと。何年も前から準備を始め、莫大な予算を使っておきながら、この運営とは...」
泉氏は翌14日、Xを再び更新。「どっちを向いて、誰のために仕事をするのかが問われている。万博も同じだ。関係者の利益やメンツのためではなく、来場者のほうを向いて運営をしていただきたい」と訴えた。
「『並ばない万博』と強弁するのではなく、長時間も並ぶなら並ぶと、事前に説明するほうが誠実な対応だと私は思う」
さらに別の投稿では、「会場の現場で頑張っておられる方々に対しては、感謝こそあれ、批判するつもりは全くない」と説明した上で、「責任は政治家などの主催者にある」と批判した。