車椅子利用の猪狩ともか、「女性にAED」論争に持論 「命の危機にそんなこと気にしていられなくないですか?」

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   アイドルグループ・仮面女子のメンバーの猪狩ともかさんが2025年4月13日にXを更新し、SNS上で論争になっている、女性への自動体外式除細動器(AED)使用問題について言及した。

  • 猪狩ともかさんのインスタグラム(@igari_tomoka)より
    猪狩ともかさんのインスタグラム(@igari_tomoka)より
  • 猪狩ともかさんの訴え「『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません」
    猪狩ともかさんの訴え「『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません」
  • 猪狩ともかさんのインスタグラム(@igari_tomoka)より
  • 猪狩ともかさんの訴え「『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません」

「今生きていなかったかもしれません」

   猪狩さんは18年4月に歩道を歩いていたところ、強風で倒れた看板の下敷きになり、脊髄を損傷。両下肢完全麻痺となったが、車椅子でのアイドル活動を続けている。

   一方、4日、北海道・札幌市で体調不良で休んでいた10代の女性に「大丈夫ですか」と声を掛けて体を触った男性が、その後わいせつな行為をしようとしたとして逮捕された事件をめぐり、SNSでは女性に対してAEDを使用した場合に同様に被害届を出される可能性について議論されている。

   この議論について猪狩さんはXで、『SNSで「女性が倒れていても助けるな!』『女性にAEDを使うのはリスク高いから放置』といった声が散見されていて悲しい」と言及した。

   猪狩さんは「AEDではありませんが私は脊髄損傷の事故に遭った際、男性に看板の下敷き状態から助けていただき、とても感謝しています」と明かし、「もしその男性が上記のような考えの持ち主でしたら、私は放置されて今生きていなかったかもしれません」と振り返った。

「命の危機に陥ったことが無いから、そういう言葉が出て来る」

   また、猪狩さんは「『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません」と苦言を呈し、「その言葉が多少なりとも、貴方以外の女性の命を危機に晒していることに気付けないのでしょうか?命の危機にそんなこと気にしていられなくないですか?」と呼びかけた。

   自身の経験を踏まえて猪狩さんは「命の危機に陥ったことが無いから、そういう言葉が出て来るのかと思います」と指摘し、「私が命の危機にあった時、男性に触られたら恥ずかしいとか、下着を見られたら恥ずかしいなんて頭の片隅にもなかったです。ただ今の苦しみから救ってほしいということだけでした」と明かした。

   さらに猪狩さんは「どんな議論が巻き起ころうと私は命は何より尊いし優先されるものだと思います」といい、「助けを必要としている人がいたら無条件で助ける、そんな世の中であってほしいです」と呼びかけ。「もし私にAEDが必要でしたら遠慮なく使ってください」とつづっていた。

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