電動カート利用時は柱の番号が重宝
通信状況が悪いときには、大屋根リングは、「会場の道しるべ」としても役立ちそうだ。大屋根リングの柱には1番から76番までの番号がふってあり、地図にも記載がある(事前にウェブサイトからダウンロードしてA3サイズで印刷しておくのが安全だ)。地図上の番号は色がうすくて見にくいという難点はあるものの、現在地を確認するのには有効だ。
会場では、電動カート「e-SNEAKER(スニーカー)」150台を貸し出している(そのうち30台は予備)。足が不自由な人や高齢者を念頭に置いているが、それ以外の人も最長4時間借りられる。最高速度は4キロ。記者が体験した限りでは、歩く速度と大きくは変わらないものの、PCなどが入ったカバンを前のかごに入れて移動できる分、負担が軽くなった印象だ。電動カートは走行エリアや駐車できる場所が限られているため、その確認のために柱の番号が重宝した。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)