韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2025年4月11日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するキム・ヘソン内野手(26)の特集記事を組み、キムが大リーグ昇格できない理由に言及した。
「圧倒的に大リーグのレベルを超えているとは言い難い」
現在マイナーリーグ3Aでプレーしているキムは、10日(日本時間)にテキサス州で行われたテキサスレンジャー傘下との試合に出場。「1番・センター」で先発出場し、4打数2安打2得点を記録し、チームの勝利に貢献した。
これで7試合連続ヒットとなり、打率は.326まで上昇した。出塁率と長打率を合わせたOPSは0.931に上がった。
昨オフ、ポスティングシステムを利用してドジャースに入団したキムは、オープン戦で極度の打撃不振に陥り、守備でも精彩を欠いてマイナーに降格した。
開幕を3Aで迎え、早期の大リーグ昇格を目指している。
課題の打撃が向上し、大リーグ昇格に大きな期待がかかる中、地元スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、キムの特集記事を公開。キムの実力とドジャースのチーム状況を冷静に分析した上で、大リーグに昇格できない理由を2つ挙げた。
1つ目は、単なる実力不足だとしている。
同メディアは「3Aでの打撃ペースはまずまずの状態だ」とし、次のように続けた。
「だからといって、圧倒的に大リーグのレベルを超えているとは言い難い。ただ、『このペースなら大リーグに挑戦できるかもしれない』という程度だ。何よりも、少なくともこの打撃感覚が今後1か月くらい安定して続く必要がある。だから、少なくとも100打席程度をこなしたときに、3割の打率と0.8~0.9台のOPSを記録したときに、初めて大リーグ級の競争力を持つと評価できるだろう」