佐々木朗希はなぜ制球に苦しむ? 「欠点」をNPB元最多勝投手が指摘...「完全試合をやったときが1番いい」

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「フォークとストレートがもうちょっとよくなれば抑えられる」

   現役時代の98年にパ・リーグの最多勝タイトルを獲得した武田氏。自身の経験を踏まえ、佐々木の投球について、次のように分析した。

   「テレビでやっていたのだけれど、この間(先発2戦目)、ストライクが入らなかった時の映像と、昨日(3戦目)投げた映像が重ねっているものを見た。やっぱり調子が悪い時は、足を上げて立つときに前かがみになっている。そして(腕が)横ぶりになっている。横ぶりだと(球が)落ちない。真っすぐもコントロールが効かない」

   そして、こう続けた。

   「昨日のフォームを見たら、しっかり縦に振れている。だからストライクも入った。ただ、完全試合をやったときのようなボールではない。ストレートの進み方がよくない。完全試合をやったときが1番いいと思うが、あの時のバッターに向かっていくボールの進み方が今とは全然違う。両方ともシュート回転はしているが、ベースに入っていく角度がまだまだ本来のものではない」

   スポーツ紙によると、佐々木の次戦先発は、13日(日本時間)に本拠地ドジャースタジアムで行うカブス戦を予定している。

   武田氏は「佐々木は危ない球もあるが、初めての対戦だから打たれていない」とし、佐々木の今後に関して、こう言及した。

   「次の時に、今回のようなコントロールだったらやられる可能性はある。だんだんデータもできあがる。対戦していないチームもデータを取っているから、そのへんでどうなるかという感じ。フォークとストレートがもうちょっとよくなればたぶん抑えられる。フォームのブレをなくすことじゃないかな」

   大リーグで3試合に登板して防御率4.15。次戦で大リーグ初勝利となるか。佐々木の4度目の登板に注目が集まる。

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