大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するキム・ヘソン内野手(26)が、大リーグ昇格に向けて猛ピールしている。
6打数3安打3打点で打率.308に急上昇
キムは現在、マイナーリーグ3Aでプレーしており、2025年4月9日(日本時間)に米テキサス州で行われた試合に出場した。
米メディアによると、キムは6打数3安打3打点2盗塁の活躍を見せ、2割台だった打率は.308にまで上昇した。これにより、出塁率と長打率を合わせたOPSも.823から.873まで上がった。
キムは昨オフ、ポスティングシステムを利用してドジャースに入団。堅実な守備を誇るユーティリティープレイヤーとして期待され、3年総額1250万ドル(約18億7000万円)で契約を結んだ。
韓国プロ野球(KBO)リーグでは、21年シーズンから4年連続で打率3割超えを達成し、23年には打率.335を記録した。ミート力に定評があったものの、オープン戦では打撃不振に陥り、強打者揃いのチームで存在感を示せず、マイナーで開幕を迎えた。
マイナーリーグでしばらく打撃が低迷していたものの、ここ最近は調子が上向き、6試合連続安打中だ。
キムの打撃向上を受け、地元韓国メディアでは、キムの大リーグ昇格「待望論」が持ち上がっている。
米メディア「遅かれ早かれ昇格の見込みが十分に立っている」
韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「ドジャース、これでもキム・ヘソンを上げない? 打撃デモを展開...2塁打含む3安打3打点→打率.308急上昇」とのタイトルで記事を公開した。
記事では、「センターのアンディ・パヘスが、攻守で極度の不振を見せたため、キム・ヘソンが昇格してもおかしくない状況だった。しかし、キム・ヘソンの昇格はなく、この日、トリプルAの試合に再び出場した。2本塁打を含む3打数3安打の猛打で存在感を高め、大リーグ昇格に向けて一歩前進した」と伝えた。
キムの大リーグ昇格の期待が高まる中、米メディア「ドジャースネイション」(ウェブ版)は、キムの近況を伝え、大リーグ昇格の可能性に言及した。
同メディアは、「キムはこれまでトリプルAで好調な打撃を見せており、遅かれ早かれ昇格の見込みが十分に立っている」と太鼓判を押した。
チームは9日、敵地ナショナルズ・パークでワシントン・ナショナルズと対戦し、2-8で敗れ3連敗。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平選手(30)は、5打数1安打2三振だった。