高木豊氏、巨人「先発ローテ」問題を考察 「再考」示唆の阿部監督に同調...「石川達也は中継ぎで大成」

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   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が2025年4月7日にユーチューブを更新し、巨人の先発ローテーションについて自身の見解を述べた。

  • 巨人の本拠地・東京ドーム
    巨人の本拠地・東京ドーム
  • 石川と田中の2ショット(石川のインスタグラムより)
    石川と田中の2ショット(石川のインスタグラムより)
  • プロ初勝利を祝福される石川(石川のインスタグラムより)
    プロ初勝利を祝福される石川(石川のインスタグラムより)
  • 巨人の本拠地・東京ドーム
  • 石川と田中の2ショット(石川のインスタグラムより)
  • プロ初勝利を祝福される石川(石川のインスタグラムより)

戦線離脱のグリフィンの1軍復帰にメド

   巨人は2025年4月4日から本拠地・東京ドームで行われた阪神との3連戦で屈辱の3連敗を喫した。

   スポーツ紙の報道によると、巨人の阿部慎之助監督(46)は第3戦の試合後に、この日先発した石川達也投手(26)を含め、先発ローテーションを再考する可能性を示したという。

   巨人は3月28日の開幕戦で、エース戸郷翔征(25)が先発。第2戦はフレッド・フォスター・グリフィン(29)が先発を予定していたが、発熱のため急きょ、赤星優志(25)が先発した。第3戦は、昨オフDeNAを自由契約になり巨人に移籍した石川が先発に抜擢された。

   4月1日からの中日3連戦では、井上温大(23)、山﨑伊織(26)、田中将大(36)がそれぞれ先発。今季序盤戦の先発は、戸郷、赤星、石川、井上、山崎、田中のローテーションが組まれるとみられた。

   ところが、阿部監督は6日の試合後、石川の投球を評価しつつも、四球が多かったことを指摘し、「ローテは再考しようかなと思います」と語ったという。石川は5回を投げ、被安打1、4奪三振、3四球、1失点(自責1)の内容で、チームは0-1で完封負けを喫した。

   「ローテ再考」の背景には、戦線離脱していたグリフィンの1軍復帰のメドが立ったことがある。

「石川よりも横川のほうが先発向き」

   高木氏は、巨人の先発ローテーションに関して、「(先発の)ひとつの枠が若手の競争だった」とし、次のように解説した。

   「それに石川が勝った。だけど、横川(凱)がすごくいい。横川のほうが先発向きかなという感じはする。赤星はグリフィンの代わり。(先発ローテーションの)再構築というよりも、グリフィンの状態で、元の骨組みに変えようかなという感じがする」

   そして、石川の配置転換について持論を展開した。

   「石川は1勝して、この前(6日の阪神戦)、1敗して。内容的には全然悪くない。フォアボールがちょっと多かっただけで、打たれたヒットは1本だけ。だけど、赤星も石川も中に入れた(中継ぎ)方がいい。(今の巨人は)中に入っているピッチャーがあまりよくない。バルドナードを使ってもよくないし、ケラーを使ってもよくない。変則の高梨(雄平)を使ってもピリッとしない」

   巨人は昨オフ、中日からライデル・マルティネス投手(28)を獲得。今シーズンは、マルティネスが新守護神として抑えに回り、大勢投手(25)がセットアッパーを担っている。強力なリリーフが控えるなか、高木氏は「勝ちゲームの1点差をどうやって逃げ切るか」とし、赤星、石川の役割に言及した。

   「赤星はコントロールがいい。1イニング限定で投げさせることもある。石川もタイミング的に変化を与えることができるという点で、横川のほうが先発向き。石川は可能性として、中継ぎで大成するかなと。(先発ローテーションや中継ぎの配置など)元の既定路線に戻すということ」

   現在リーグ2位の巨人は、8日から敵地・横浜スタジアムでDeNAとの2連戦を予定。8日の初戦は、井上が先発のマウンドに立つ。

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