高木豊氏、巨人「先発ローテ」問題を考察 「再考」示唆の阿部監督に同調...「石川達也は中継ぎで大成」

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「石川よりも横川のほうが先発向き」

   高木氏は、巨人の先発ローテーションに関して、「(先発の)ひとつの枠が若手の競争だった」とし、次のように解説した。

   「それに石川が勝った。だけど、横川(凱)がすごくいい。横川のほうが先発向きかなという感じはする。赤星はグリフィンの代わり。(先発ローテーションの)再構築というよりも、グリフィンの状態で、元の骨組みに変えようかなという感じがする」

   そして、石川の配置転換について持論を展開した。

   「石川は1勝して、この前(6日の阪神戦)、1敗して。内容的には全然悪くない。フォアボールがちょっと多かっただけで、打たれたヒットは1本だけ。だけど、赤星も石川も中に入れた(中継ぎ)方がいい。(今の巨人は)中に入っているピッチャーがあまりよくない。バルドナードを使ってもよくないし、ケラーを使ってもよくない。変則の高梨(雄平)を使ってもピリッとしない」

   巨人は昨オフ、中日からライデル・マルティネス投手(28)を獲得。今シーズンは、マルティネスが新守護神として抑えに回り、大勢投手(25)がセットアッパーを担っている。強力なリリーフが控えるなか、高木氏は「勝ちゲームの1点差をどうやって逃げ切るか」とし、赤星、石川の役割に言及した。

   「赤星はコントロールがいい。1イニング限定で投げさせることもある。石川もタイミング的に変化を与えることができるという点で、横川のほうが先発向き。石川は可能性として、中継ぎで大成するかなと。(先発ローテーションや中継ぎの配置など)元の既定路線に戻すということ」

   現在リーグ2位の巨人は、8日から敵地・横浜スタジアムでDeNAとの2連戦を予定。8日の初戦は、井上が先発のマウンドに立つ。

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