形のないビジネスのカモになると...
彼らは全く実践不可である方法は書かない。多くの人に当てはまりやすい事例を挙げる。そのため、それが読み手の心を突く。
心が揺れた人は興味を持ち、Xのスペースやセミナーに参加し、有料noteの更新がされるたびに新記事を購入。徐々に「講師に顔を覚えてほしい」「自分の成果を報告したい」なんて感情も湧き始めると、すっかり「カモ」と化していく。
立派な信者へ成長を遂げるタイプは、大きく分けると2つある。
まず1つ目は最初から情報に疎く、ここでしか情報を得られないと思い込んで固執する人。そして2つ目は、最初はビジネスそのものを馬鹿にしていたのにも関わらず、講師の説得力や発信力に惹かれて気づくと信者化していた人だ。
どちらもハマり方に大きな違いはないが、信仰心が強いと悪徳な手口を一切疑わず、簡単に多額のお金を落としていくので歯止めが効かない。
教祖と信者はオンラインや対面のセミナーを行い、SNS上でのやりとりも盛んなことから何かと距離が近い。教祖はお金さえもらえれば、信者の活動報告に懸命に耳を傾け、1人1人と向き合う。
冷静に考えるとそれが仕事なのだから非常に当たり前のことだが、承認欲求が満たされたら誰だって嬉しいだろう。特にナンパや婚活は他人へ相談しづらい内容だからこそ、自身が「カモ」の自覚をうっすら持ちながらも、独自の宗教から抜け出そうとは思わないのだ。