「年老いたネコでも、数十万円から百万円はかかる」
保護猫カフェのオーナーは4月7日、J-CASTニュースの取材に対し、まだ飼い主は名乗り出ていないとしたうえで、今後について、次のように話した。
「警察が連携して下さっており、その連絡を待っている状態です。お店で保護すると捨て猫が増えてしまうため、飼い主を特定することでその抑止力になればと思っています」
封筒に入っていた現金は、3万円だったという。
「お店では受け取らず、警察に渡しています。ネコは、病気でなくても、生まれてから100~200万円はかかると言われています。病気による医療費が一番高くなります。薬代や専用のエサなどがかかるためです。今回、もし引き取ったとしたら、年老いたネコでも、数十万円から百万円はかかると思います」
同封されていた手紙は、分かりにくい文章だったという。
「持病があって、そのための世話が必要だと書かれていました。事情は書いてありませんでしたが、飼えなくなって泣く泣く手放した、とつづられていました。情状酌量するような事情がある場合もありますので、動物愛護法違反で警察に被害届を出すかについては、まだ検討しています」
Tormentaは、19年12月にオープンし、野良猫や捨て猫の譲渡型カフェを営業し、来店による売り上げでネコを里親につなげる活動をしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)