テスラだけは例外、人気がある
日本で売れているアメ車もある。それはイーロン・マスク氏が率いるテスラだ。東京・青山などの都心では、米国ニューヨーク並みに多くのテスラが走っている。1980年代に日本でBMWがモテはやされた頃、BMWは「六本木のカローラ」などと揶揄されたが、テスラはまさに今、その状態となっている。
テスラは世界のEVの先端を走っている。サイズも一般的なアメ車ほど大きくない。日産リーフなど日本のEVにない先進的な機能を備えている。実際にテスラ・モデル3やモデルYのステアリングを握ると、スポーツカー顔負けの動力性能と操縦性に驚く。EVの未熟さ、使いにくさもあるが、テスラはEVの魅力を見事に引き出している。テスラのオーナーはテスラに乗ることに「優越感」を感じることだろう。
要するに、テスラはその先進性や高性能ゆえに、従来の自動車メーカーと異なるブランド力を日本に限らず、世界各国で確立しているのだ。