プロ野球の千葉ロッテマリーンズ公式Xが2025年4月1日、同日に予定していた本拠地開幕戦を雨天中止すると発表した。開場5分前という間際の投稿に「判断が遅すぎる」などと批判的な反響も出ている。詳しい経緯を球団側に取材した。
「ビチョビチョになって並んで中止」の悲鳴も
千葉ロッテは4月1日に2025年シーズンのホーム開幕戦として、千葉市のZOZOマリンスタジアムでオリックス戦(16時30分開場、18時30分試合開始)を予定していた。一方、公式Xでは当日の16時25分に雨天中止のお知らせが投稿された。
発表を受けてXでは、「中止の判断が遅すぎる」「開場5分前に発表は流石にダメっしょ みんな来ちゃってるよ」「朝から雨だったんだし、もっと早くに発表して欲しかった」「寒いのに電車賃かけて行って、ビチョビチョになって並んで中止」などと批判的な声が相次ぐ事態に。
ただ、なかには「本拠地開幕戦を中止にし難いという運営の気持ちはわかる」「遅いと思うけど選手や観客、スタッフのことを考えて、中止という判断を下したのは良かった」などと擁護する意見もみられる。
気象庁公式サイトで千葉に関する過去の気象データを調べると、1日の降水量は9時から1.0~2.0ミリの間で動き続け、16時には3.5ミリ、その後は夜にかけて雨が強まっている。気温は最高9.5度、最低4.9度だった。
「当日は今後の天気予報に基づいて雨天中止を決めております」
千葉ロッテはXに先んじて公式サイトでも雨天中止を発表していた。球団の「マリーンズ・インフォメーションセンター」によると、中止の発表時刻は16時20分。同センターは、5日のJ-CASTニュースの取材に対して、経緯や決定への反響について、次のように説明した。
「当日は今後の天気予報に基づいて雨天中止を決めております。直前まで予報が変化を続けていたこともあり判断が難しく、決定はこの時間となっています。16時に予報が大きく悪化したため、残念ながら雨天中止という決断をさせていただきました」
同球団は結果として2日にホーム開幕。「ホーム開幕戦セレモニー」の振替実施はなく、両チームの選手がグラウンド上で整列するスタメン発表を行った。公式情報によると、雨天中止になった試合について購入済みチケットの払戻受付は15日までとしている。
本日4/1(火)のバファローズ戦(ZOZOマリン 18:30)は雨天のため、中止となりました。
— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) April 1, 2025
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