「トランプ関税」に泣くアメリカの任天堂ファン
ただし、これらの条件をクリアしていたとしても、やはり抽選は「狭き門」になることは間違いないだろう。
Nintendo Switch 2の本体価格は4万9980円。この価格はおおむね好意的に受け入れられた。この物価高の時代、任天堂が5万円を切る価格を提示したことには称賛も寄せられている。金銭的ハードルは低いので、今回の一次抽選は「落選が前提」と思って臨むのが一番いいかもしれない。
その上で、日本のNintendoユーザーは世界一恵まれた条件下にあるという事実も強調したい。
アメリカでは、Nintendo Switch 2の予約受付が4月9日に開始されるはずだった。だが、いわゆる「トランプ関税」がその予定を延期させてしまった。「この施策の影響を精査する」という理由で、アメリカでの予約開始日は未定に。
「トランプ関税は当のアメリカ人を最も苦しめている」という分析もあるが、Nintendo Switch 2に関しては、まさに相互関税が巨大な障壁として立ちはだかっているようだ。(澤田真一)