大阪メトロは大阪・関西万博向けに2025年4月中旬から中央線で「子ども列車」を運行する。その名称や、列車の行先表示器に「臨時」「回送」と表示することなどが、「わかりづらい」とする声がSNSで寄せられている。
大阪メトロは「駅などで丁寧にご説明させていただきながら、ある程度お客様ご協力も得た上で進めてまいりたいと思っております」としている。
「優先列車」は「臨時」、「専用列車」は「回送」の表示
大阪メトロは、大阪・関西万博に来場する子どもたちやその引率者に向けて、4月14日から7月18日にかけて、「子ども専用列車」と「子ども優先列車」を運行する。
大阪メトロの公式サイトの説明よると、「子ども優先列車」は、列車の行き先が表示される箇所に「臨時」と表示され、「一般のお客さまはご乗車を控えていただきますようお願いします」と案内している。なお、車椅子など身体の不自由な人は乗車できるとしている。主に学校など団体で利用する子どもたちに向けたもので、長田駅から夢洲駅までの各駅に停車する。
一方、「子ども専用列車」は、列車に「回送」と表示される。前方最大4両を子ども専用の車両とし、後方車両に一般の乗客が乗車できる。森ノ宮駅から出発して弁天町駅のみ停車し、夢洲駅まで向かう。
この2つは、9時台に最大3本、10時台に最大12本運行し、万博に来場する子どもの数に合わせて調整するという。
Xでは、駅に掲示された案内の写真が投稿され、話題となった。一般客に乗車を控えるよう呼びかけているのに「優先」の名称を使用していることや、「臨時」「回送」の表示について、「インバウンドだけでなく日本人にも分かりにくいですね」「名前、逆では?」といった声が寄せられた。
表示は「駅員にとっても区別しやすいように」
2日にJ-CASTニュースの取材に応じた大阪メトロ広報戦略部の担当者によると、専用の表示ではなく「子ども優先列車」を「臨時」、「子ども専用列車」に「回送」とした理由について、子ども列車の運行が期間限定であるため、専用の表示を作ることは「なかなか難しかった」と説明。そのうえで、「駅員にとっても(一般列車と)区別しやすいように」したと明かした。
なお、実際の回送電車との見分け方を尋ねると、回送電車が走るのは基本的に夜の時間帯であるため、朝の時間帯の「回送」表示の電車は「子ども専用列車」だとした。
また、「子ども優先列車」について、乗車をまったく禁止しているわけではないが、基本的には一般客には乗車を控えるよう案内していると説明。そのため、「優先」の名称になっているとした。一方、「子ども専用列車」については、前方の車両に乗車できるのは子どもに限定しているという。
SNSでの「わかりづらい」との声については、ホームページや駅での案内で理解を呼びかけていくとし、
「駅などで丁寧にご説明させていただきながら、ある程度お客様ご協力も得た上で進めてまいりたいと思っております」
とコメントした。