商品を入れたレジ袋内に害獣がいたとして、フードデリバリー大手「出前館」(東京都渋谷区)が公式サイトで謝罪し、商品については、客の自宅への「置き配」だったことを取材に明らかにした。
ネット上では、「食べ物の置き配とかありえない」との声も上がっているが、大手の多くが行っているようだ。置き配のあり方について、出前館の見解を聞いた。
「配達の通知を受けてすぐに取りに行ったと聞いた」
害獣の混入については、同社が2025年4月1日、「レジ袋への異物混入に関するお知らせとお詫び」と題して公式サイトで発表した。
その発表内容と出前館がJ-CASTニュースの取材に答えたところによると、3月29日夜に「商品に何か入っている感じがする」とカスタマーセンターに客から連絡があった。「ムニュっとして、生きているものらしい」と客が話したため、商品を入れたレジ袋の外側を写真やビデオに撮って送ってもらうと、ネズミらしき影が映っていた。
この客は、不審に思って同時に警察にも通報し、到着した警察が袋を開けた。しかし、ネズミが逃げてしまい、捕獲できなかったという。
その後、同社と加盟店の担当者が翌30日に客の自宅を訪れて謝罪し、同社担当者が駆除業者とともに再訪して、屋内にいたネズミを捕獲、すぐに駆除した。混入していたのは、体長5センチほどの生きたクマネズミだった。
商品は、弁当類のようなすぐに食べられるものだったといい、出前館の加盟店にこの客から29日に注文があった。配達員が自宅を訪ね、玄関前の地面のような邪魔にならない場所に商品を置いた。玄関のチャイムを鳴らし、スマホの配達完了アラームでも通知したという。
「お客様の申告ベースになりますが、通知を受けてからすぐに玄関に商品を取りに行かれたとのことでした。お客様は、異物を見つけられてからすぐに連絡したと聞いています。記録の限りですと、害獣が商品に混入したというのは初めてだと思います」(広報担当者)
生きたネズミの混入は、配達の前か後かは分かっておらず、調査中だとした。公式サイトでは、「現在混入経路については判明しておりませんが、引き続き専門家の協力を仰ぎながら対応を進めて参ります」としている。