フジ&中居氏事案、メッセージ約2000件が削除されていた 第三者委、復元して内容一部公開

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   元タレント中居正広氏と女性とのトラブルをめぐる一連の問題で、フジテレビと親会社が設置した第三者委員会が2025年3月31日、業務の延長線上における性暴力だったと認定する調査報告書を公表した。

   同報告書では、調査の過程で2000件近くのメッセージが削除されていたことが判明したことが明らかにされている。また、中居氏らと連絡していた元編成部長B氏は325件のチャットを削除していたとし、SNSでは驚きの声が上がっている。

  • 中居正広氏(2020年2月撮影)
    中居正広氏(2020年2月撮影)
  • 2025年3月31日に公表された、中居正広氏がB氏に送った連絡
    2025年3月31日に公表された、中居正広氏がB氏に送った連絡
  • 2025年3月31日に会見を開いた第三者委員会
    2025年3月31日に会見を開いた第三者委員会
  • 中居正広氏(2020年2月撮影)
  • 2025年3月31日に公表された、中居正広氏がB氏に送った連絡
  • 2025年3月31日に会見を開いた第三者委員会

中居氏からの「見たら削除して」をB氏が削除

   第三者委は、企業の不正を調査するfoxcale(東京都千代田区)を起用。同社がデジタルデータの調査などを行った。第三者委の調査過程で、対象者の一部から「本件調査に際して電子データの一部を意図的に削除した」との供述があったとし、foxcaleが削除痕跡の有無に関する調査を行った。

   その結果、約2000件の電子データが削除されていたと報告。また、中居氏と連絡を取っていたB氏は、「有力出演者タレントU氏、中居氏、K弁護士」とのチャットデータ325件を削除していたという。

   報告書では、中居氏がB氏に送ったメールを復元した箇所が一部記載されている。トラブル後、中居氏がB氏に女性への対応を相談する連絡を送った上で、その内容を削除するように指示している。それは、次のようなメッセージだった。

「B。また、連絡があり、接触障害(原文ママ・摂食障害と思われる)と鬱で入院。やりたい仕事もできず、給料も減り、お金も無くあの日を悔やむばかりと。見たら削除して」

   このメッセージに続けて、中居氏は「どうしよか」と相談。これに対し、B氏は「なかなかですね、、私から無邪気なLINEしてみましょうか??」と返信していた。

   計2000件近くのデータや、B氏の325件のデータが削除されていたことに関し、「悪いことは消去できない時代ですね」「悪質」「復元なんて出来るんだ」「第三者委員会が有能で良かった」などの声がSNSで上がっている。

姉妹サイト