フジテレビの親会社・フジ・メディア・ホールディングス(HD)は2025年3月31日、フジテレビと中居正広氏をめぐる問題に関する第三者委員会の調査報告書を公開した。その中に記載された、中居氏が被害女性の退職を知ったときのメールの内容が、SNSで波紋を広げている。
同日、第三者委による会見が開かれた。
トラブルを「『業務の延長線上』における性暴力」と認定
第三者委の調査報告書によると、中居氏と女性の関係性や権力格差などから、トラブルがフジテレビの「『業務の延長線上』における性暴力」だったと認めている。
また、中居氏から相談を受けたフジテレビの元編成戦略センター室長兼編成部長のB氏らは、中居氏からの見舞金を被害女性に届ける、中居氏のためにフジテレビのバラエティー部門の弁護士を紹介するなどしたことも記載されている。こうした行動は、報告書では女性に対する「二次加害行為に当たり得る」と指摘した。
被害女性は、24年7月に退職の意思を申し出、8月末に退職した。退職を申し出る際の面談で、女性は「自分がアナウンサーを続けられないのに中居氏が何もなかったように番組に出演し続けている」と指摘し、「業務復帰しても中居氏と遭遇するため復帰できない」と述べ、B氏やフジテレビバラエティー部門に強い怒りや嫌悪感を示したという。
その後、9月にB氏が中居氏にショートメールで退職の旨を伝えたところ、中居氏から「了解、ありがとう。ひと段落ついた感じかな。色々たすかったよ」と返信があったという。B氏は、「例の問題に関しては、ひと段落かなと思います。引き続き、何かお役に立てることがあれば、動きます!」と返したと記載されている。
この内容に、Xでは「こいつら醜悪すぎんか?」「一人の女子アナキャリアを潰してこのセリフか」「人の心がないんか。。。」といった声が寄せられている。