繰り返されたバラバラ殺人の犯人が判明?
上野氏の信条は著書のタイトルにもなっている「死体は語る」、つまりどのような被害に遭ったのか死体が語りかけてくる、ということだ。徹底的な調査をすれば、殺人という大罪を犯した人間が、そうやすやすと逃げおおせるはずはないのである。
2008年5月から6月にかけて、滋賀県の近江八幡市や草津市といった琵琶湖付近で、切断された頭部や両脚が相次いで見つかる事件があった。10年後に当時同県野洲市在住の川本秀行さん(当時39)であることが判明し、捜査を続けてきた。
それがこの2月27日、男性の友人であった杠共芳(ゆずりはともよし)受刑者(74)が逮捕された。杠受刑者は18年に知人男性を殺害、死体遺棄した罪で服役中だった。
しかも死体を切断、農業用排水路と川の2か所に遺棄していたのである。周辺捜査の周辺を調べるなかで、08年の事件も浮かび上がってきたという。
杠受刑者は追いつめられて、同じ犯行を繰り返したのだろうか。その認否は明らかにされていない。