大阪で「バラバラ遺体事件」相次ぐ 見つかるのになぜ?「隠し通したい」犯人の心理を読み解く

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「猟奇的」よりも「仕方なくバラバラ」が多い

   なぜ、犯人は死体をバラバラにするのだろうか。

   2023年に札幌市・ススキノのホテルで起こった殺人事件のように猟奇性を感じる事件もあるが、基本的には死体を始末して事件を隠ぺいしたい、という動機がほとんどだろう。バラバラにすれば証拠=死体を隠しやすく、運びやすくなるし、被害者も加害者もわかりづらくなるからだ。

   監察医として数多くの死体を解剖して事件解明に協力してきた法医学者の上野正彦氏は、かつて著書『死体は悩む』(角川oneテーマ21)で、近年のバラバラ殺人増加を踏まえ《これを猟奇性とばかりつなげて考えるのは間違いであり、生活環境の変化による部分も少なくない》と書いている。

   とくに都会では、一軒家から集合住宅が増えている。庭などに死体を埋めていたようなケースでも、マンションなどでは埋める場所もない。だから仕方なく死体を損壊して、どこかに埋めに行かなくてはならなくなる、ということだ。

   一見、猟奇的なように感じられる犯行でも《短絡的な発想というよりはギリギリの心理状態がそうさせているのである。(中略)追いつめられたときには(犯人に)保身の心理が働いて、普段であればできないようなことをやれる場合も多いのだ》(前出)という。

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