佐々木朗希、KO後のベンチ裏「直行」が物議も 「日本では普通のこと」NPB元監督が指摘した日米の相違

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    プロ野球楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏(58)が2025年3月30日にユーチューブを更新し、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する佐々木朗希投手(23)の降板後の行動に自身の見解を示した。

  • 佐々木投手(本人インスタグラムより)
    佐々木投手(本人インスタグラムより)
  • 日本人大リーガー(ドジャースインスタグラムより)
    日本人大リーガー(ドジャースインスタグラムより)
  • 大谷、山本、佐々木ドジャース三人衆(ドジャースインスタグラムより)
    大谷、山本、佐々木ドジャース三人衆(ドジャースインスタグラムより)
  • 佐々木投手(本人インスタグラムより)
  • 日本人大リーガー(ドジャースインスタグラムより)
  • 大谷、山本、佐々木ドジャース三人衆(ドジャースインスタグラムより)

「佐々木は両目を真っ赤にさせベンチから戦況を」

    佐々木は、30日(日本時間)に行われたデトロイト・タイガース戦に先発し、制球に苦しみ2回途中で降板した。

    スポーツ紙などの報道によると、降板後、佐々木はベンチに戻ると、すぐにベンチ裏に姿を消したという。

    佐々木の行動を気にかけたデーブ・ロバーツ監督(52)が、ベンチ裏の佐々木をベンチに連れ戻し、佐々木は両目を真っ赤にさせベンチから戦況を見守った。

    インターネット上では、佐々木の行動が物議をかもした。グランドには、自身が残した走者がいるにも関わらず、我関せずの姿勢でベンチ裏に直行したことに、Xではさまざまな意見が寄せられた。

    このような状況の中、現役時代、米国でプレーした経験を持ち、日米両国の野球に精通する大久保氏は、佐々木の行動を独自の視点で解説した。

    「今回の登板で、降板した後にゲームを見ていなかったのか。僕はその場にいませんし、いろいろなニュースや、ファンの方々の意見の中で話をさせていただくことになります」と前置きした上で、次のように持論を展開した。

「ゲームをそのまま見るということは、日本の場合なかなかない」

    「日本のスタイルでいうと、23歳、24歳でもエースといってもいい存在。打たれて降板した後に、ゲームをそのまま見るということは、日本の場合なかなかない。基本的には、滅多打ちを食らって申し訳なくてベンチに残ることはあっても、投げ終わったらトレーナー室に行ってアイシングをする、治療をするのは通常のスタイル」

    そして、こう続けた。

    「今回、佐々木投手が降板後にベンチ裏に帰ったという行為が、『メジャーリーグとしてはあまりいい行為ではない』と、メディアや皆さんが思ったとすれば、日本のスタイルでいえば普通のことです。とにかく、『アイシングをしなさい。治療をしなさい。なんならゲームが終わらなくても(家に)帰ってもいいよ』という監督も球団もある。ピッチャーというのは、そういうもの」

    もっとも、楽天で監督を経験した大久保氏は、佐々木をベンチ裏から連れ戻したロバーツ監督の「指導力」を高く評価。一方で、ロバーツ監督に呼び戻された後、悔しさを押し殺してチームメイトを応援する姿を見せた佐々木にも評価を与えた。

    「佐々木はメジャーで新人とはいえ、素直にベンチに戻ってみんなを応援する。結論、終わってみたら、よかったと思えるひとつのできごと。野球人にとって、団体競技である中で、佐々木投手がベンチに戻ってきてみんなを応援した姿をみれただけでも(良かった)」

    スポーツ紙の報道によると、ロバーツ監督は試合後、「私はただ彼(佐々木)と少し話をしたかっただけ。彼には『今夜はこれでいいんだよ』とだけ言った」と、会話の内容を明かしたという。

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