「ゲームをそのまま見るということは、日本の場合なかなかない」
「日本のスタイルでいうと、23歳、24歳でもエースといってもいい存在。打たれて降板した後に、ゲームをそのまま見るということは、日本の場合なかなかない。基本的には、滅多打ちを食らって申し訳なくてベンチに残ることはあっても、投げ終わったらトレーナー室に行ってアイシングをする、治療をするのは通常のスタイル」
そして、こう続けた。
「今回、佐々木投手が降板後にベンチ裏に帰ったという行為が、『メジャーリーグとしてはあまりいい行為ではない』と、メディアや皆さんが思ったとすれば、日本のスタイルでいえば普通のことです。とにかく、『アイシングをしなさい。治療をしなさい。なんならゲームが終わらなくても(家に)帰ってもいいよ』という監督も球団もある。ピッチャーというのは、そういうもの」
もっとも、楽天で監督を経験した大久保氏は、佐々木をベンチ裏から連れ戻したロバーツ監督の「指導力」を高く評価。一方で、ロバーツ監督に呼び戻された後、悔しさを押し殺してチームメイトを応援する姿を見せた佐々木にも評価を与えた。
「佐々木はメジャーで新人とはいえ、素直にベンチに戻ってみんなを応援する。結論、終わってみたら、よかったと思えるひとつのできごと。野球人にとって、団体競技である中で、佐々木投手がベンチに戻ってきてみんなを応援した姿をみれただけでも(良かった)」
スポーツ紙の報道によると、ロバーツ監督は試合後、「私はただ彼(佐々木)と少し話をしたかっただけ。彼には『今夜はこれでいいんだよ』とだけ言った」と、会話の内容を明かしたという。